和食力
FUREAI LAB.事務局です。
先日 ドキュメンタリー映画「いただきます〜みそをつくる子どもたち〜」を観ました。
福岡県 高取保育園。開園から60年近く子供達に和食給食を提供しています。
日本の伝統的な食養生・医食同源に基づき みそ汁・玄米・有機野菜 で献立し
1ヶ月に200人の園児が食べる味噌100kgを5歳児クラスの子供達が毎月仕込みます。
国が定めた栄養基準を肉と乳製品を全く使わずにクリアすることは大変な事ですが
発酵食や小魚で基準値以上の栄養価を保っています。高取保育園の給食で
アレルギーが改善されます。園児は皆 とても活力があり生命力に満ちています。
子供同士が言い争ったり喧嘩をすることは皆無。お兄ちゃんお姉ちゃんが
小さい子供達を自然にお世話をしています。正座、雑巾掛け、山登り
どの月齢の子供たちも 力一杯身体を動かし 集中力もあります。
全力で活動するので と〜ってもお腹が減る → 美味しい給食が待ち遠しい!
この保育園のキラキラとした子供達の全てが「食」で作られているのです。
豊かな色彩と愛情と温かな湯気の調理室、子供達の咀嚼音、美味しそうに玄米を
かきこむ姿や 食べ終わった後のきれいなお皿、味噌汁を飲み干した後の笑顔
そんな給食シーンの子供たちががあまりにも愛おしくて観終わってから
しばらく温かい涙が止まりませんでした。
和食力。食は命なり。日本人の遺伝子が求めているもの。
そんな「食」の大切さを改めて再認識する映画でした。
いつか協会で手作り味噌と玄米おにぎりを振舞いながら
この映画の上映会ができたら素敵だな と思いました。
そして高取保育園のような園が日本にたくさん増えて欲しい!
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